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私たちがイギリスを旅行して歩いた時に、一番よく食べたのが
“パイ”です。といっても甘いお菓子のパイではなく、
手のひらサイズで中にいろんな具(ミートソースや肉じゃがのようなものなど)が入っているものです。私たちはそれを“お惣菜パイ”と呼んでいました。
お惣菜パイは、イギリスの街角のいろんな店で買うことができます。肉屋やパン屋、デリカテッセン、そしてパイの専門店まであって、ホームメイドのパイが並んでいます。
たいていはレジ脇にある保温機に並べられていて、日本でいう“中華まん”のようにあつあつの状態で売っています。
ハムとチーズのパイ、ターキーのパイ、マッシュルームのパイなどなど、イギリスにはいろんな種類のお惣菜パイがあります。ジューシーなハンバーグを包んだハンバーグのパイや、デミグラスソースのたっぷり入った牛肉とオニオンのパイなど、お皿にのせればディナーになるようなパイもあります。
どのパイも、さっくりした生地を一口かじると、具がとろ〜りとあふれ出してきます。
イギリスといえばサンドイッチがポピュラーですが、これらのパイも軽い食事やランチとして、イギリスの人たちは食べているようです。
値段は50ペンスから1ポンド(100〜200円)と手ごろなので、外食代の高いイギリスでは特に手頃感があります。安くてボリュームがあって、そして気軽にテイクアウトできるのがいいですよね。
中でも私たちのお気に入りは、ローカル肉屋“J.C. Rock& Sons”のパイです。
イギリス南東部のケント州に数店舗を構える地元でも有名な肉屋さんで、店のショーケースには、種類豊富なローカル・ミートや多彩なチーズが並んでいます。
お惣菜パイのコーナーは店の奥にあって、常にできたてほかほかの手作りパイが10種類以上並んでいます。夕方の閉店間際になると、1つおまけしてくれたり、半額にしてくれたりと、地元の商店ならではのサービスもうれしいものでした。 |
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