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  4 オランダの市場は揚げ物の香り  2007年1月25日 (木)

私たちは、旅先で必ずその土地のお惣菜やさんに立ち寄ります。
なぜなら、お惣菜屋にはその土地に暮らしている人たちの姿があるからです。
はじめての街、はじめての店にドキドキしながらも、そうした地元のお客さんの中に混じって、初めて見るショーケースの中の食べ物に目を輝かせる。そして、これなんだろう?これおいしそう!などといいながらあれやこれや買って、地元の人たちと同じものをその晩の食卓に並べるのです。
 

オランダ・ロッテルダムの土曜市。
魚屋の店先で、唐揚げを次々に揚げていました。エビや白身魚などいろいろな種類の唐揚げ。辺りはふわ〜っと揚げ物のいい匂いがします。
燻製した大きな魚もごろごろと山積みです。

毎週土曜日に立つロッテルダムの市。その広場へ向かうトラム(チンチン電車)は、市の買出しに行く地元の人たちでいっぱいでした。
肉や野菜などの食べ物だけでなく、アンティーク、服屋、布屋などの店が並ぶ、とっても大きな市場です。オランダらしく、大きなゴーダチーズが山積みのチーズ屋もありました。

この唐揚げおいしそう!今日のランチはこれにしよう!と、私たちはまだジュージューといっている揚げたて唐揚げを買いました。
店のおじさんは「すぐ食べるのかい?」と聞くと、プラスチックのトレーの上に魚の唐揚げを山のように盛ってくれました。添えられたソースはガーリック味のマヨネーズソース。揚げたての白身魚と、このソースがとってもよく合うんです。
買い物にきている地元の人たちも、唐揚げを袋にどっさり買っていました。
きっと晩ご飯のおかずにするのでしょう。 何人分かな…?
 

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  5 ドイツ流にソーセージを焼いてみる  2007年1月25日 (木)

下の写真は、ドイツを旅行中のヴュルツブルク(Wurzburg)にて、
ある日の私たちの晩ご飯
です。
ホテルに置いてあったワイングラスと、持ち歩いているプラスチックのフォークとナイフ、紙ナプキンを並べて、立派なディナーの食卓ができあがりました。
私たちのお惣菜の旅は、いつも宿の部屋でこんな小さなテーブルセッティングをして楽しんでいます。

 


銀ダラの煮付けのようなものは、お惣菜やで買ったニシンの燻製です。甘い味を想像して食べたら、全然甘くなくて、スモークの香り。
透明のカップに入っているのは、イワシのマリネ、小エビ。パンはドイツでよく見かけた丸い形のものと、プレッツェル。そして、近くのスーパーで買ったドイツビールと地元フランケン産ワインです。ビールは1本59セントだったので、なんと80円!


ドイツといえばソーセージが思い浮かびますが、この日はシーフード中心のお惣菜やをみつけたんです 。
ショーケースには立派なニシンの薫製や、魚のマリネをはさんだサンドイッチ、カラフルなお惣菜がバットに入ってずらりと並んでいました。
 

やっぱりドイツといえばソーセージ!

その翌日、ブドウ畑の丘にあるリューデスハイム(Rudesheim)の街はずれで、地元の肉屋さんを見つけました。店内に並ぶいろんな形や色をしたソーセージ!もちろん加熱前の生で売っています。その日の宿にはキッチンなどついていなかったのですが、そのドイツらしい魅力に惹かれて…。なんとかなるだろう!と、私たちは後先考えず生のソーセージを大量に買ってしまいました。

夕方になって宿のおばちゃんに、こっそり頼んでみることに。買ってきたソーセージを見せながら、「ソーセージをゆでたいので厨房を使わせてくれませんか」と…。すると、こころよくOKしてくれました!
しかも、「このタイプはゆでるんじゃなくて、焼くのよ」と言って、ドイツ流のソーセージの焼き方まで伝授してくれました。
「バターはこの朝食用のバターを使って。フライパンにバターを入れて溶かしたら、ソーセージにこうやって穴を開けるの」
そういって、ナイフでプスプスとソーセージに穴を開けました。火の通りがよくなるのだそうです。









焼き上がったソーセージは、フライパンごと部屋へ運びました。「おかげでいいディナーができました」というと、宿のおばちゃんもニッコリ。


ソーセージの味はもちろん最高で、しっとりジューシーでとてもおいしかったです。
そして何より、地元の人たちがいつも買っているお店のソーセージを、地元の人に教わりながら焼いたという体験をできたのが嬉しかったです。
 

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  6 生ハムを一枚ずつ買う喜び〜イタリア  2007年1月27日 (土)

イタリア・ベネチアは有名な観光地だけあって、お土産屋やレストランなどの物価もちょっと高めです。ときにはピザが通常の倍以上の値段だったり…。
しかし、どんな観光地にも地元の人たちが暮らすためのお店はあるものです。
買い物袋を提げたおばちゃんの出入りしている店をつきとめると…
みつけました、お惣菜屋!
安くて美味しい、地元の人たちのための食材が並んでいます。
↑水の都ベネチアで出会ったお惣菜やのショーウィンドウ。
銀色のトレーにのった焼き野菜いろいろ。ナス、ズッキーニ、パプリカといったイタリアらしい野菜。 小イカの焼いたものや、カニカマ(?)のようなシーフードもあります。
 

↑白いバットにごろごろと入っているのは、モッツアレラチーズ
値段も手頃で、水に浮かんでるこの感じ、まるで日本のお豆腐のよう
すごくフレッシュで中がとろとろでした。小さいのと大きいの、そして“焼き豆腐”ならぬ“焼きモッツァレラチーズ”もありました。

イタリアのお惣菜屋は“サルメリア(SALUMERIA)”といいます。
意外だったのは、順番待ちのときに番号チケットをとるシステムが多かったこと。自分の番号が電光掲示板に出たら注文する番という、日本だと銀行でよく見るあれです。それだけ混み合うからでしょうか?


そして店内で一番目立つのは…
真ん中にごろごろと積み重なっている骨付きのかたまり肉
地元のお客さんたちが、何グラム何枚と注文すると、それに応じて次々スライスしています。この骨付きのかたまり肉こそ、イタリア名産の生ハムです。

私たちはこの店に3日間通って、最初の日は2枚、次の日は4枚というようにプロシュートと呼ばれていた生ハムを買いました。この切りたての生ハム、豚肉のおいしさがぎゅ〜っと凝縮していて、すっかりお気に入りになったんです。
そして最後の日には、思い切って10枚買いました。生ハム食べ放題!それでも150円くらいだったんです。それに、枚数を言うためにイタリア語の数字の読み方も覚えました。

ペットボトルに入っているのは、量り売りしていたイタリア産白ワイン。これで1ユーロ(130円)です。
手に持っている青いプラスチックのコップは、行きの飛行機でもらっったもの。機内食についてくる使い捨てのコップやカトラリーをとっておいて、トランクにしのばせておけば、お惣菜の旅にとても便利です。
 

どんな街にも、地元の人たちの暮らしがあって、
その人たちのためのお惣菜屋というものが、必ずありました。
ショーケースに並んでいるものを見ているだけでも面白いし、
買って食べてみればその街の暮らしが見えてくる気がします。


そして、どのお惣菜屋さんも、
はじめて来た旅行者の私たちを、
何度も来ている地元のお客さんと同じように、
いつもどおりの顔で迎えてくれるのです。

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