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 2007年4月19日 (木)
  キッチンの隣という場所をいかして、ごはんを食べる部屋にしたいと考えました。
まず探したのが、ダイニングテーブル。
四角いもの?丸いもの?エクステンションがあって広がるもの?
テーブルの形もいろいろ悩んだけれど、
私たちが優先したのは、テーブルの表面の素材でした。

使っていれば、大事にしていてもだんだん傷が付いたりするのは当然のこと。
なのに、買ったときが一番キレイで、だんだん古くなっていく…と思うのでは、なんだかもったいない。

大事に毎日使いながら、自然に刻まれていく傷やシミ。
それを受け止め、使い込むにつれて味わいが深まっていく…
そんな素材を探しました。

 

 


イギリスのホームステイ先で使っていたダイニングテーブルは、
天然木の、かなり年季の入ったものでした。
左右に広がるエクステンションタイプになっていて、家族や孫が遊びに来たときや、ホームステイの生徒が増えた時にも便利に使えます。
そしてその使い込んだ木の風合いが、彼らの暮らしの中にしっくりと馴染んでいました。
イギリスの人は「古いものを好む」「アンティークが好き」とよく表現されるけど、 彼らはそのテーブルが持つ“生活感”を大事にしているようでした。


ひなびた湯治場や大衆食堂、老舗のパブ。私たちは、日本でも海外でも、そうした場所にいつも惹かれます。テーブルや食器、壁や時計など、ふだんの何気ない営みの中で使い込まれてきた道具たち。ただのノスタルジックさではなくて、古びた風合いや小さな傷が醸し出す“味わい”に、暮らしている人々の姿を感じられるからかもしれません。

私たちにとって、家具は装飾ではなく、道具。
だから毎日の暮らしで使ってこそ、その良さがにじみでてくる。
使っていれば、傷が付いたり古びたりしてくるのは当たり前。
その傷が私たちの暮らしを語る“小さな言葉”となっていくのです。


 


これは、実家の物置にあった、小さな木のテーブル。
30年前、当時となりの部屋に住んでいた人が捨てようとしていたのを、もらったものだそう。天板には子供の頃に張ったシールの跡も。時を経て、はげかけた木の脚といい、天板のシートの感じといい、いい味わいを出しています。

ネジのサビや脚のがたつきをちょっと修繕したら、このテーブルも新しい部屋のどこかに使いたいと思ってます。

 
 

さて、私たちがダイニングテーブルに選んだのは、タモ材を使ったもの。
この木の素材感だったら、小さな傷もなじみ、使い込むにつれて味がでてくると思ったからです。
今は真新しいテーブルも、これからたくさんの傷やシミを刻み、木の色も変わっていくことでしょう。そんな風に少しずつ変わっていく風合い。私たちの生活と共に、これからどんどん味わいを増していくはずです。
私たちはそれを楽しみながら、このテーブルを大切にしていきたいと思っています。

テーブルは正方形で、左右にエクステンションがついています。
イスはテーブルとセットのものでなく、それぞれ自分の気に入ったイスを選びました。同じ形のイスが並んでいるより、動きがあって楽しい。でも、どっちが誰のイスとは決めていません。


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(ヤムヤムマート)

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