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イギリスビール日和!
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  イギリスビール日和!地元の人たちに教わる“イギリス流”ビールをおいしく飲む方法〜  
 
イギリスのビールってどんなビール? 今回は酒屋の主人トニーさんに聞きました
 

 イギリスではどんなビールが飲めるの?
 ビールのことはまず酒屋さんに聞くのが一番。
 というわけで、ロンドンにある酒屋の主人トニーさんに聞きました。

「イギリスじゃあどこでも酒屋のことを“オフライセンス”って呼ぶんだ。“Off licence”、つまりライセンスがないってことだけど、変でしょ?酒売ってるのに許可がないって、それじゃあ困るさ。本当の意味は、売ることはできるけど、店の中で飲ませるライセンスはないってことなんだ。パブやレストランみたいにその場で飲めないってこと。」

 「イギリスのビールといえば、なんといってもエールだね。これはトラディショナルで本当に優れたビールなんだ。この店にあるものだと、缶なら“John Smith”、ビンだと“Old Speckled Hen”や“New Castle Brown Ale”がそろってるよ。このへんは大手のビールだけど、地方に行くとその土地ならではの小さいブルワリーがあって、それぞれのエールがあるんだ。
 中世の頃には、なんたってみんな自分の家でエールを作ってたそうだよ。水をいったん沸かして、そこに麦やなんかを入れて発酵させて。生水が飲めなかったから、水代わりにエールを飲んでたんだ。しかも奥さんが作ってくれてたっていうんだから、今の時代からしたら夢のようだよね!
  まぁとにかく、庶民の生活に密着したビールというわけだ。飲んだことある?苦いっていうか、甘いっていうか。鼻からふわ〜って抜ける、ホップの香りが本物のエールだよ。」

 「でもねえ、最近はエールは売れないんだ。ここ10年20年かな、だんだんとみんなラガーを飲むようになって。“Foster's”とか“Carlsuberg”とか、“Stella”とか。うちで仕入れるのも今はラガーの方が多いんだ。値段も安いしさ。だいたい1缶(500ml)1ポンドちょっとでしょ。コンビニみたいな小さな店だとほとんどラガーしか置いてないところもあるくらい。限られたスペースで売れるものを置かないとならないしね。店としてはね、なんでも売れてくれればいいんだけど。」

 「だいたいイギリス人は、家で食事するときにはビールとか飲む習慣がないから。それでいて食後に飲むのはワインでしょ。あと、エールを飲みたいって人は、やっぱりパブで飲むんだよね。パブで人と集まってしゃべりながら飲むのが好きなんだ。俺も家で缶ビールなんかめったに飲まないし、売っておいてなんだけどさ。飲むときは仕事終わってからとかでもパブに行って飲むもの。
  酒屋なのにおかしいって?店のビールは飲めないもの。それこそオフライセンスってわけだよ!AHAHAHA!」

                     Thank you Tony ! (05/12/15)

 
 
 
オフライセンスと呼ばれる酒屋。食料品や文具を売っていることも。
 
酒屋の中の缶ビール売り場。中段2列に並ぶのはラガー。
 
イギリス伝統のビール、エール。濃い茶色とホップの香りが特徴。
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