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時計は午後の2時前。オーブンから出してじゅうじゅうと音をたてるできたての料理がそろいました。
ディナーといえば夜に食べるものですが、クリスマスの日は特別です。どこの家庭も午後早い時間から、ゆっくりと時間をかけてディナーを楽しみます。マーガレットの家でも午後2時に家族がテーブルにつきました。スターター(フレンチでいうオードブル)は焼きグレープフルーツ“grilled
grapefruit”。あたたかな果汁の酸味とブラウンシュガーのやさしい甘みが口いっぱいに広がります。
スターターを楽しんだ後は、待ちに待ったメインディッシュです。パーティー用の綺麗な皿に盛り付けられたベジタブル、そして本日のディナーの主役ローストターキーの登場です。
フレデリックが慣れた手つきでターキーを切り分け、それぞれのお皿にサーブしていきます。そして“Help
yourself.” (ご自由におあがりなさい)という声とともに、プレートに好きなベジタブルを盛りつけていきます。最後に肉と野菜のうまみのたっぷりつまったグレービーソースを添えれば、イギリス流ワンプレートディッシュの完成です。
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白ワインを注いだグラスをかざし、おじいちゃんのジェームスが
“Happy Merry
Christmas!”といって乾杯をします。そしてそれぞれのプレートの横に用意された
クリスマスクラッカーを鳴らします。このクラッカー、日本のものとは違っていて、
キャンディのような形をしていて、それぞれ両端を隣の人同士でひっぱりあって音を鳴らすというつくり。中からは、小さなおもちゃとウィットに富んだメッセージ、そして紙製のクラウン(王冠)がでてきます。
家族みんなでクラッカーを鳴らして、カラフルな紙のクラウンを頭にかぶり、食事を楽しみます。
ピンク色に染まったターキーのしっとりとした肉のおいしさ、ほくほくとした甘みの冬野菜たち、おいしさを凝縮した魔法のソース・グレービー。これらがお皿の上で一体となって、一緒にクリスマスを祝っているかのようです。