| イギリス留学から帰った年のことです。私は、お世話になった人たちに、クリスマスカードを贈ろうと考えていました。ところが、まだカードも用意していない12月早々に、イギリスでホストマザーになってくれたパンさんと、留学先のルットランドスクールから、クリスマスカードが贈られてきたのです。
あまりにも早くクリスマスカードが届いたことに、私は驚きました。年賀状が元旦に届くように配達される、日本に住む私の感覚では、クリスマスカードは24日の数日前に届くものだと思い込んでいたのです。
カードを開いてもう一度驚きました。カードには「a Merry Christmas
and a Happy New Year」と書いてありました。近頃では、日本のクリスマスカードにも、このような言葉が書かれています。でも、8年前の私は、クリスマスと新年の挨拶が一緒になっていることが、これまた不思議でした。
私は、クリスマスの神様はキリスト、お正月の神様は天照大神と、これまた勝手に思い込んでいたのでした。イギリス人にとってのクリスマスが、キリストの生誕を祝う祭りであるとともに新年を待つ行事でもあると知ったのは、つい最近のことです。
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イギリスからのクリスマスカードは、イギリスと日本との慣習の違いを、そして、私がいかに日本的な発想をしているかを再認識させるきっかけにもなりました。
次の年、12月早々にカードを買い求めた私の元に、またもや、パンさんからのクリスマスカードが先に届いてしまいました。
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