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ペチュニアの庭でティータイム 田舎の主婦のイギリス留学記
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田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜「母親と妻を卒業する !!」と宣言し、初めての海外に飛び立った
     
 
 
  2006.2. 5
 
 マーゲイトのホストファミリーとルットランドスクールへのお土産に、海苔と扇子を買いました。海苔は、夫の実家が、お茶と海苔の店をしていたこともあって、おいしい海苔が手に入りました。扇子は、日本的な綺麗な絵が描かれていて、日本を代表するものです。これならイギリスの人も喜んでくれると思ったのです。そして、決め手は何よりも軽いことでした。

 でも、それが独りよがりだったとわかるのに、それほど時間はかかりませんでした。

 マーゲイトは、夏には海水浴場として、ロンドンなどからたくさんの人が訪れます。私が到着した7月中旬は、海水浴にはまだ早く、海藻が打ち上げられたままになって、特有の臭いを放っていました。

 海岸を歩くとき、マーゲイトの人の多くは、"スメル イズ バッド(いやなにおい)"と顔をしかめるのでした。そんな土地柄なので、私が出したお土産の海苔を、ホストファーザーのデリックが1枚口に入れ、「これは味がついていておいしい」と言った言葉は、私への心遣いであることは明らかでした。ホストマザーのパンさんはその様子をみているだけで、口にはしませんでした。
 
      *      *       *  
 扇子は、海苔よりは喜んでもらえました。ルットランドスクールの先生たちは、絵の美しさをほめ、その場で使ってくれていました。でも、数日後、マーゲイトのお土産屋を訪れた私は、棚の上に飾られた羽の扇子や、派手な模様の扇子を見たとき、このお土産も失敗だったと確信したのでした。                                


(中島とみ子)
 
 次回は<人気のあった名刺>です。
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     発行元 『まぐまぐ!』
     タイトル 『田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜』
 
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