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ペチュニアの庭でティータイム 田舎の主婦のイギリス留学記
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田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜「母親と妻を卒業する !!」と宣言し、初めての海外に飛び立った
     
 
 
 38、ハイドパーク (婦唱夫随)  2006.10.11
 

イギリス最後の日、ハイドパークのすぐ近くにホテルをとった私たちは、
朝からハイドパークに出かけ、木陰を見つけて一休み、リスに出会って一休み、
そんなのんびりとした1日を過ごしました。
昼食は、ハロッズから買ってきたサンドイッチ。
昼食を終えると、私は木陰に置かれたイスに腰掛け、夫は芝生に寝転びました。

しばらくして、ふと気配を感じた私が目を開けると、初老の男性が笑顔で立っていました。
私が昼寝をしていたイスは、使用料1ポンドのレンタルだったのです。
その男性は、私から1ポンドを受け取ると去っていきました。

夫は、気持ちよさそうに芝生で昼寝をしていました。

日本では、2人で出かけるとき、私はいつでも夫の’後ろ’にいました。
電車の切符を買うとき、レストランに入るときなどなど。

イギリスで夫と一緒に過ごした10日間。
チケット売り場・観光案内所・ホテル・レストランなど、私はいつでも夫の’前’でした。
「会話は度胸」と単語で話す私の後ろで、夫は、ハラハラしながら見守ってくれていました。

実は、夫は、ネイティヴの話す英語の早さについていけなかったのです。 
イギリスに着いて早々、ホテルでキーを受け取った後、フロントの女性に何か話しかれられたそうですが、夫は全く聞き取れなかったようです。

空港やタクシーでは大丈夫だったのだけれど・・と夫は振り返ります。
「もっとゆっくり話してくださいと言えばよかったのに」という私に、
「そうだね。思いつかなかった」と答える夫は、かなり落ち込んでいました。

「夫唱婦随」という言葉がありますが、イギリス旅行中の私たちは、まさに「婦唱夫随」でした。
我が家のレディーファーストは、こんなことから始まったのでした。

日本に帰ってきた私たちは、並んで歩くことが多くなりました。
そして、どちらが先でもぜんぜん気にならなくなりました。

イギリスでの経験は、私にとって人生のターニングポイントになリました。
それまで、妻として母として、夫や子どもを優先してきた私でしたが、
1人で過ごしたイギリスでの生活は、自分を見つめなおす時間を与えてくれました。

そして、そのとき芽生えた自分を表現したいと思う気持ちは、
その後のホームステイ受け入れ、大学院への社会人入学、会社設立など、
具体的な形となって私の生活を変えていきました。
そんな私の傍らには、いつもハラハラしながら見守っている夫の笑顔がありました。

(中島とみ子)
 
「田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜」 完

< 追記>
今、私は、’とみこ’と呼ばれることが多くなりました。
それは、夫や大学院の友人だけでなく、近所の4歳の子どもや息子夫婦にまで
広がっています。
そして、今年8月に行ったタイでも、たくさんの人たちから’とみ子’と呼んで
もらえました。そんなタイでの出会いを、ヤムヤムに綴りはじめています。
時間のあるときに、見ていただければと思います。

アドレス
http://www.tomika-c.com/yumyum/html/yumrepo.htm

*10ヶ月の長い間、「田舎の主婦のイギリス留学記」を読んでいただいて
本当にありがとうございました。

 
 
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 タイトル 『田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜』・発行元 『まぐまぐ!』
  → http://www.mag2.com/m/0000181103.html

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