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ペチュニアの庭でティータイム 田舎の主婦のイギリス留学記
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田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜「母親と妻を卒業する !!」と宣言し、初めての海外に飛び立った
     
 
 
 32、カレッジのバックス   2006.8.13
 

ケンブリッジ大学群の中で、最も美しいゴシックの建物と評されているキングス・カレッジ(King's College)に入ってみました。

キングス・カレッジは、1441年にヘンリー6世により創設された礼拝堂と、少年合唱隊とを持つことで有名です。礼拝堂やルーベンスの描いた「三賢人の礼拝図」などを堪能して、私たちは庭に出ました。

庭の一角に、学生の寄宿舎が並んでいました。ケンブリッジのカレッジの多くがそうであるように、キングス・カレッジも寄宿舎制度をとっています。
私がおとづれた8月は夏休み期間で、寄宿舎は静まり返っていました。学生が帰省するこの時期に、カレッジの内部を公開するところが多いようです。

寄宿舎を通り過ぎると小さな橋がありました。その先で、私たちは牛に会いました。カレッジの中に牛が・・・。このパターン、私たちをこんなにゆったりした気持ちにさせてくれるこの雰囲気は・・・。

その答えをケンブリッジの観光案内地図のなかに見つけました。
カレッジの建物が市街地に密集しているケンブリッジでは、トリニティ通りやキングズ通りからは、カレッジ名が記されている重々しい門が見えるだけです。でも、その背後には、カレッジが所有する広大なバックス(裏庭)が広がっていたのです。

私たちが散歩したケム川沿いの牧草地も、ケンブリッジカレッジのバックスとして位置づけられていたのでした。そして、ケム川とその西側に広がるバックス群は、寄宿生たちにとっての生活の場であるとともに、地域の人たちにとっても憩いの場になっているようでした。

ナショナルトラスト運動発祥の地であるイギリスの自然に対する優しさを、ケンブリッジのバックスと、そこに放牧されている牛に見たように思います。

          *    *    *

先日、除草のための牛をレンタルするというニュースが、日本のテレビで流れていました。1日100キロもの草を食べる牛。借主は、除草のための手間や費用がいらなくなり、貸主は、丸々太って戻ってくる牛に喜んでいるそうです。

(中島とみ子)
 
 次回は<ケンブリッジと日本の留学生>です。
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 発行元 『まぐまぐ!』タイトル 『田舎の主婦のイギリス留学記〜ペチュニアの咲く庭で〜』
 
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