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イギリスのお正月、日本のお正月! 新しい年の始まりを楽しもう!遠いようで意外と近い2つのお正月
 
イギリスのお正月は何をするの?
  ニューイヤーズイブのカウントダウンパーティー
 
 お正月の前夜はニューイヤーズ・イブと呼ばれ、友達や親戚が集まって、パーティをします。イギリス中で、パーティーが行われ、人々は歌い、踊り、花火を打ち上げます。
 真夜中12時、行く年を送り新年を知らせる鐘が鳴ると、人々は腕を組んで“Auld Lang Syne(ホタルの光)”を歌います。古い友人や新しい友人への思いを込めた歌です。祝いの酒(Wassailing)を家族や友人たちと酌み交わし、一年の幸運を願います。

 12月号で紹介したマーガレットさん家でも、ニューイヤーズ・イブは、友人や家族を招いてパーティーを開きました。友人たち、娘とその子どもたち、そして彼らの友達など、30人近くが集まっての盛大なパーティーになりました。
 パーティーの料理は、日本のおせち料理のような特別なものではありませんが、マーガレットはお得意のLoaf(レンズ豆と野菜を煮て四角の型に入れて焼いたもの)を準備し、みんなをもてなしました。他には、ハムやスモークサーモン、クラッカー、サラダ、チーズ、ピクルスなどが並び、みんなで自由に取り分けて食べられるビュッフェスタイルの料理が中心です。 
 パーティーの部屋とダイニングだけでなく、キッチンや廊下にまで人があふれる状態で、パーティは大にぎわい。飲み物を片手におしゃべりをしながら、料理を食べたりゲームをしたりして楽しみます。
 
 そして、日付の変わる12時が近づいてきた頃に、テレビのあるラウンジにみんな集まり、シャンパングラスを片手に、ロンドンのビッグベン前からのテレビ中継を見守ります。
 “40”秒前からみんなで一斉にカウントダウンスタート。そしてビッグベンが12時を指した時、クラッカーをならして、打ちあがる花火中継を見ながら、みんなでグラスを高く掲げて乾杯をします。お互いに「A Happy New Year!!」と言いながらハグや握手をし、新年を喜び合うのです。

 
  イギリススタイルのお正月とは?  
 
 ニューイヤーズ・イブの翌日は、1月1日、お正月の本番です。イギリスでは、日本のようにかしこまった挨拶やイベントはありません
 それに昨晩のカウントダウンパーティーであんなに盛り上がった翌日ですから、早起きなんてできません。みんな昼近くになってゆっくり起きてきます。そして、起きてきた人から順番にいつもどおりにコーヒーや紅茶を飲みながら遅い朝食を食べます。
 でもマーガレットの家では、「パーティーの次の日はスペシャルブレックファーストを食べるのよ」と、いつもより少しスペシャルな、フライドエッグ(目玉焼き)とベーコンをのせたトーストを食べることにしています。

 1日から数日のニューイヤーの期間は、特にイベントはありません。年末に続いたパーティーで、たくさん食べてたくさん騒いだことの疲れをとるため、のんびりと過ごす日々となるわけです。

 
 
  クリスマスの締め括り、そして仕事始めの“Plough Monday”
 

 1月6日、クリスマスからニューイヤーの間、ずっと飾られていたクリスマスツリーがとうとう片づけられます。クリスマスの翌日からの“Twelve days of Christmas”(クリスマスの12日間)が終わるこの日は、“Twelfth Night”(12番目の夜)と呼ばれていて、クリスマスのものを全部片付けることになっているのです。

 キャンドルなどの装飾がはずされて、再び箱にしまわれ、次のクリスマスまで出番を待ちます。クリスマスツリーの飾りも全てはずされ、庭へ出されてしまいます。

 片づけるのがこの日よりも早かったり遅かったりすると縁起が良くないともいわれるほど、この日はその年のクリスマスの終わりを締めくくる重要な日です。
 昔は、クリスマスと同じぐらい大きなセレモニーが行われ、クリスマスの最後の夜を祝ったといいます。


 そして翌日からは、普段通りの生活に戻るのです。いわゆる仕事始めです。

 1月7日は、“Plough Monday”と呼ばれています。“plough”とは、畑を耕すために馬や牛に引かせる道具である“鍬(すき)”のことで、「仕事に戻って畑を耕す月曜日」という意味になります。特に農業に従事する人の多い時代、クリスマスホリデーを終えて畑仕事に戻ることの重要さから生まれている言葉です。
 この日には、道化に扮した若者が家々のドアをノックして、お金や食べ物を求めて回るという行事があったそうです。畑では、縄で飾り付けた鍬を引き、新年の農作業を始めるそうです。

 また、この日は“St Distaff's Day”とも呼ばれていて、これは女性がクリスマスホリデーを終え、“distaff”(糸つむぎ)の仕事に戻る日という意味だそうです。


 
 
 

 

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