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冬を楽しむ!イギリスのあったか冬ごはんのススメ
キャセロール料理で手間いらず!

キャセロール料理ってどんなもの?オーブンに入れて放っておくだけの手軽なキャセロール料理。あつあつのまま鍋ごとテーブルに出せるのも魅力です。イギリスにはどんなレシピがあるのでしょうか?

 
  イギリスのもう一つの冬料理“キャセロール”  


  キャセロールには色々な形があります。
  画像をクリックすると、それぞれの商品
  説明(Amazonのページ)が開きます。

  

イギリスには、“オーブンに鍋ごと入れて煮る”という調理法があります。そこで、“キャセロール”または“キャセロール・ディッシュ”と呼ばれる厚手の耐熱容器の登場です。“キャセロール”とは、もとはフランス語の「蓋の付いた煮込み料理用の鍋」という意味で、陶製のものやガラス製、ホーロ製のものなどがあります。丸いもの、四角のもの、平たいもの、そして土鍋のようなものまで形もいろいろです。キャセロールは、オーブンを使って料理をしてきたイギリスの人々に、ぴったりの鍋なのです。
キャセロールは、容器の名前としてだけではなく、料理の名前とセットになっていて、ビーフキャセロール、チキンキャセロール、ソーセージキャセロールなどと使われています。

キャセロール料理は、材料を容器に入れて、あとはオーブンで1時間〜2時間放っておいて煮込めばできあがります。
日本では、オーブンで何時間も焼くような料理は「時間のかかる料理=手間がかかる」というイメージがありますが、イギリスの人たちにとって、キャセロールは手軽な料理です。下ごしらえさえ済ませてしまえば、あとはオーブンに入れて放っておくだけ。鍋全体を包むオーブンの熱で、勝手に材料が柔らかくなってくれるのですから。調理にかかる時間の長さは、あまり問題ではありません。
オーブンがキャセロールをおいしく調理している間、イギリスの主婦は読書を楽しんだり、テレビを見たり、クロスワードパズルを解いたりしながら、自分の時間を過ごすのです。

キャセロール料理が手間いらずという理由はもう一つあります。できあがってオーブンから出したキャセロールは、そのまま食卓に出します。別の容器に移し替えたり、個々の皿に盛ったりする必要はありません。テーブルに鍋ごと出されたキャセロール料理は、他の温野菜などと一緒に、それぞれが自分の皿に取り分ければ、イギリス流のワンプレートディッシュの完成です。まさに、“one-pot cooking”、一つの鍋でできる料理なのです。
 
     
とっておきのキャセロールレシピ



Beef Casserole


できあがりは芽キャベツなど冬野菜と一緒に盛り合わせて、イギリス流のワンプレートディッシュに。

  《写真・Yossy》


キャセロールを使って作るとっておきのレシピ・ビーフキャセロールを紹介します。
このレシピは、イギリス在住のヤムヤムメイトYossyが送ってくれました。スジや脂を含む牛肉を、トロトロになるまで煮込む冬にぴったりの一品です。

ビーフキャセロールのレシピ

材料  ・牛もも肉・煮込み用
     ・ニンジン…2本
     ・マッシュルーム…たくさん
     ・玉ねぎ…1/2個
     ・グレービーパウダー…大さじ1
     ・ウスターソース…適宜
     ・ビーフストック…1個
     ・小麦粉…大さじ1
     ・塩、こしょう

  1. 各野菜と牛肉を一口大にカットして、キャセロールに入れる。
  2. 材料に塩こしょうをして、小麦粉をまぶす。
  3. ビーフストック、グレービーパウダーを湯で溶かして加える。香り付けにウスターソースも加える。
  4. キャセロールにふたをして、オーブンで牛肉が柔らかくなるまで煮込む(放っておけばOK)。
  5. 皿に盛りつけて、マッシュポテトや芽キャベツを添えて、できあがり!

      
    写真は耐熱ガラス製キャセロールを使っています。調味料は、写真左からOXO、ウスターソース、グレービーパウダー。いずれもイギリスのポピュラーな調味料です。



 
グレービーパウダーとは、グレービーソースを粉末状にした製品で、インスタントコーヒーのような見た目をしています。パウダーを使えば手軽にグレイビーソースを作ることができます。たいていのイギリスの家庭の台所に常備されていて、ソース以外にも料理のベースや隠し味としても使われています。日本でいうところの、"ほんだし"のような感覚でしょうか。
日本ではほとんど売っていないので、作るときはデミグラスソースの缶詰で代用するのが一番近いと思います。ビーフストックの代わりは、コンソメの素でOKです。

今回紹介した以外にも、骨付きのチキンを入れたり、ラムのミンチ肉を入れたりして、いろいろなキャセロール料理を作ることができます。
最近は日本でも、フランス生まれのキャセロール鍋「ル・クルーゼ」が人気で、レシピ本などもたくさん出ています。オーブンで調理できるほど熱にも強く、そのまま食卓へ運べるというところが魅力です。肩肘張らないキャセロール料理を、みなさんもトライしてみてはいかがでしょうか。
 
 

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