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3月号特集 さぁ春がやってきた!春のお祭り大特集!
@イギリスの人にも話したい 日本のひなまつり Japanese Hina Festival
 

3月3日は、ひなまつりです。女の子が健やかに育ち、幸せになることを願うお祭りです。日本の家庭では、おひなさまと呼ばれるひな人形や桃の花で部屋を飾り、ひなあられやケーキ、ちらし寿司などパステルカラーのごちそうで食卓を飾ります。女の子は、きれいな服を着て主役になれるその日をとても楽しみにしています。

  Japanese girls have a great fun day every year on March 3rd, it's called "Hina Festival". Hina-dolls and peach blossoms are displayed in many homes throughout Japan, with feasting on spring-colored foods, sweets, decoration cake, and scattered sushi. Little girls delight in dressing up for Hina Festival like Hina-dolls themselves.
Parents or grandparents present a set of Hina-dolls for their daughter before her first birthday, to pray for well being of little girls and a happy wedding. The dolls show the style of wedding ceremony in the 12th century Heian court.
 
 




 

【Imperial prince】
(1) お内裏さま [オダイリサマ] prince
(2) お雛さま [オヒナサマ] princess

【three ladies-in-waiting】
(3) 銚子持 [チョウシモチ]
(4) 三宝持 [サンボウモチ]
(5) 長柄銚子持 [ナガエチョウシモチ]

【five musicians】
(6) 太鼓 [タイコ] drum musician
(7) 大鼓 [オオツヅミ] knee drum musician
(8) 小鼓 [コツヅミ] shoulder drum musician
(9) 笛 [フエ] pipe musician
(10) 謡 [ウタイ] chant musician

【two advisors】
(11) 右大臣 [ウダイジン] young and strong minister of the right
(12) 左大臣 [サダイジン] old and wise minister of the left

【three inebriated courtiers】
(13) 台笠 [ダイガサ] laughing face
(14) 沓傘 [クツダイ] crying face
(15) 立傘 [タテガサ] angry face

【furniture and accouterments】
(16) 三宝 [サンボウ] peach blossoms
(17) 雪洞 [ボンボリ] paper lanterns
(18) 金屏風 [キンビョウブ] a folding screen
(19) 高杯 [タカツキ] red and white rice cakes

(20) 御膳 [オゼン] a dining tray
(21) 橘 [タチバナ] potted fruit trees
(22) 桜 [サクラ] potted cherry blossoms
(23) 菱台 [ヒシダイ] diamond shaped rice cakes
(24) 火鉢[ヒバチ] a charcoal stove
(25) 茶ノ湯道具[チャノユドウグ] a tea set
(26) 鏡台[キョウダイ] a dressing table
(27) 針台[ハリダイ] a needlework box
(28) 長持[ナガモチ] an oblong chest
(29) 箪笥[タンス] a chest
(30) おかご [Okago] a palanquin
(31) 重箱 [Jubako] a nest of boxes
(32) 御所車 [Gosho guruma] an ox carriage

 


ひな人形は、家に女の子が生まれると、親や祖父母からプレゼントされます。「お内裏さま」(プリンス)と「お雛さま」(プリンセス)を一対で飾るのが基本ですが、三人官女・五人囃子などの人形がセットになったものもあります。特に昭和50年代には、5段飾りや7段飾りといわれる、人形数の多い豪華なものが広まりました。平安時代の衣装を身にまとった人形たちは、華やかな結婚式の様子を再現したもので、シンデレラの童話のように、女の子がプリンセスになって「幸せに暮らす」ことを願う親心を託されたものといえます。

上の写真のような赤い毛氈の上に飾るひな人形は、江戸時代中頃から武家や商家の間で広まったものだそうです。それ以前のひな人形はもっとシンプルなもので、紙で作った紙雛、土で作った土雛、糸雛、柿の葉で作った人形など、地域によっていろいろな顔があったのです。飾り終わった人形を川に流す、流し雛の風習も各地にありました。農村では、ひなまつりの行事は農耕が始まる前の「禊(みそぎ)」として位置づけられていました。日常生活でたまった穢れをそのままにしておくと、病気になったり災いを起こすという考えがそのもとにはあり、それを祓うために人形に穢れをのせて川へ流すのです。こうした考えは古代からありましたが、現代風に言えば、穢れは、日常生活でたまった「ストレス」と言い換えることができるかもしれません。川に流すことは、「水に流す」という言葉の通り、厄を流すということにつながっているのです。
今では流すことのないひな人形ですが、「早く片づけないとお嫁に行くのが遅くなる」といわれるのは、こうしたところから出てきたのかもしれません。

    私が小さかった頃のおひなさま

私のおひなさまは7段飾りでした。毎年、2月中旬の日曜日に、家族みんなで飾り付けをしました。おひなさまを飾るのを一番張り切っていたのは、イベント好きの父です。ひな壇を組み立てるのは父の役目。そして説明書を片手に、間違えないように1つ1つ人形を並べていく父。一方で、母は「たしかここだったかな」と適当にササッと置いていくので、「待て、それはそこじゃない」「いやこうだったよー」と、おひなさまを挟んで、それはもう大騒ぎで飾ったものでした。私は、カラフルな「ひし餅」と「紅白餅」を飾るのが好きでした。

きれいに並んだおひなさまを前に、「私はこの三人官女が好き!」「じいちゃんはこの左大臣に似てるね」と、自分や家族がどの人形に似ているのかを決めたりして遊びました。家族のそれぞれに、お気に入りの人形があり、私は三人官女が、妹は五人囃子が大好きでした。

ただ、昼間はかわいいおひなさまも、夜中にトイレに行ったときに見る暗闇でぼんやりと浮かぶ姿に、おひなさまが夜中に動き出しているのではないかと・・・子供心に怖かったものです。

ひなまつりには母が手作りのケーキを作ってくれました。うちにはオーブンがなかったので、ストーブの上に置いた蒸し器でスポンジケーキを作って、それに妹と一緒に生クリームを塗ってデコレーションしました。桃とみかんの缶詰をトッピングして、おひなさまのようにかわいらしいケーキでした。

私が大人になってからはしばらく飾っていませんが、毎年ひなまつりの頃になると、私の成長を見守ってくれたおひなさまのこと、そして家族で大騒ぎして飾り付けをしたことを思い出します。

 

 

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