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3月号特集 さぁ春がやってきた!春のお祭り大特集!
A春の訪れを告げる イースター&チョコレートの関係

今年、2006年のイースターは4月16日です。イギリス中がイースターカラーの緑と黄色に染まり、春の訪れを祝います。そんな春のお祭りイースターを、チョコレートを通してヤムヤム流に紹介します。

ようやく暖かくなり始めた陽ざしに桃や梅が小さな花を咲かせ、桜の開花も間近です。店のディスプレイも桜色に衣替えを始めています。あちこちに春の訪れを感じる3月は、街を歩くだけで気分がウキウキしてきます。
日本が桜色に染まる頃、イギリスでは“daffodil”と呼ばれる水仙の花の色、イエローとグリーンに街中が彩られます。毎年、イースターの頃に花盛りを迎える水仙は、エディンバラやヨークなどの古城の建つ丘を、鮮やかな黄色で染めあげます。それは日本の桜のように、イギリスの人たちに春の到来を告げてくれるのです。

キリストの復活を祝うイースターは、今年2006年は4月16日になります。キリストが復活した日とされるこの日は、“春分の後に来る、最初の満月から数えて次の日曜日”がイースターと決められています。そのため毎年日付が変わり、2005年は3月27日、2004年は4月11日でした。
イースターの日にちが定められるずっと以前から、この時期には春の訪れを喜ぶ祭りが行われていました。

長かった冬に終わりを告げ、木々の緑が再生し、生き物が活動を始める春。イースターカラーの緑と黄色は、生命復活のシンボルとしてイギリスの春を彩ります。

 
  ▲イングランド北部の街ヨーク、水仙(daffodil)の
   花の咲くClifford's Towerの丘。
 

  ▲もう一つのシンボル、イースターバニー。
   イースターエッグを運んでくるといわれています。
 

春を告げるチョコレートエッグ

イースターが近づくと、イギリスのスーパーマーケットの売り場には、ダチョウのタマゴほどもある大きなチョコレートがずらりと並びます。チョコレートでできたタマゴの殻の中には、小さなsweetsが入っています。これらはチョコレートエッグと呼ばれていて、イースターには欠かせないものです。チョコレートが大好きなイギリスの人たちは、家族や友人それぞれに贈ります。しかし、誰より楽しみにしているのは、やはりチョコレートの大好きな子どもたちです。

なぜタマゴの形なのでしょう?ローマ人の諺にも、"All life comes from an egg"(すべての命はタマゴから生まれる)とあるように、古くから、タマゴは新しい生命を象徴するものと考えられていたからです。中世のイギリスでは、ニワトリやアヒル、ガチョウなど本物のタマゴを、春らしいカラフルな色にペイントしてプレゼントする習慣がありました。

チョコレートのタマゴは、19世紀初めにドイツとフランスで作られたといいます。イギリスの大手チョコレートメーカーの“Cadbury”カドバリーがチョコレートエッグの生産を開始したのは1875年のこと。今ではすっかりイースターを代表するものとなり、毎年何億というチョコレートエッグがイギリスで消費されているそうです。

昨年、ジョニー・デップ主演で話題になった映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作もイギリスで生まれました。Birminghamにある“Cadbury World”では、チョコレート工場の見学をすることができます。

タマゴだけでなく、もう一つのイースターのシンボルであるウサギも、もちろんチョコレートになっています。なかでもオーストリアのチョコレートメーカー“Lindt”の“Gold Bunny”(金のウサギ型チョコ)は、どこのスーパーにいっても見かけます。赤いリボンと鈴をつけた金色のウサギは、独特の存在感があります。
ウサギはイースターエッグを運んでくるといわれていますが、「ウサギはタマゴを生まないのにどうして?」という疑問は、毎年この時期のイギリスの家庭で話題に上っているようです。


  ▲年々大きくなっていったというチョコレートエッグ、
   今ではダチョウのタマゴサイズのものですら「ミニ」です。

  ▲ドイツのスーパーで見つけた、ペイントを施した
   イースター用のゆでタマゴ。もちろん食べられます。


これらのチョコレートが店に並ぶと、待ちに待った春はすぐそこです。イースター気分も高まります。3月の最終日曜には、サマータイムもスタートします。時計の針を一時間早めて、日の出ている時間を有効に使おうというサマータイム、まさに町中で一斉に時計を早めて、せーので春を迎えるのです。しかし、突然の夏時間への移行に、しばらくは時計が11時を指す頃に街へでかけ、1時を指す頃にランチタイム…そんな感じで生活をゆっくりと時計にあわせていくようです。

イギリスの老舗“カドバリー”チョコレート

 

1824年創業の老舗チョコレートメーカのCadbury社といえば、“Roses”チョコレート。1938年の発売以来、子どもも大人も憧れる夢のチョコレートボックスです。花束のような形のボックスのふたを開けると、中からその名の通りバラの花のような色とりどりのチョコレートが出てきます。オレンジクリーム、ラズベリー、ミント味などそれはまるで宝石箱のようにいろんな味が楽しめるのです。“Say thank you with Cadbury Roses” というキャッチコピーとともに、大切な人へのプレゼントとしても親しまれています。

 

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