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「Excuse me?この青い花はなんという名前ですか?」と、デメットが近くにいた老夫婦に聞きました。
「この花は、“Love in the mist”(霧の中の愛)というの。謎めいた名前でしょう、うふふ・・・」
このイベントに来ている人たちは、みんな正真正銘の庭好き。花や植物のことも詳しいはずです。「こっちにある緑色の実はグースベリーよ。そのままだと酸っぱいけど、とてもいいジャムになるの」。
勉強熱心なデメットは、わからない英単語を聞くと、すぐに持ち歩いている辞書で調べてメモをします。
「人との会話で学んだ言葉は、学校で習ったのよりもすぐに覚えるのよ」とうれしそう。
次はお向かいの(M)さんの家へ。入り口は風船でにぎやかに飾り付けてあります。バックガーデンには、“conservatory”と呼ばれるサンルームがあり、ガラス張りのスペースに、ソファーとテーブル、テレビが置かれています。煉瓦の壁にはバラのつるが絡まり、頬紅のような美しい色のバラが咲いていました。「こんな庭を眺めながら過ごせたら素敵ね」
芝生の上には子供用のブランコもあり、普段家の人たちがくつろいで過ごす場所になっている様子が伝わってきました。
地図を広げて一行は、次はどこの庭に行こうかと相談中。「(H)さんの家は、“Cakes
& Jams”(ケーキとジャム)って書いてあるわよ」「ちょっと遠いけど先に行ってみようか。手作りのジャムっておいしそう!」「(E)さんの家は、“リフレッシュメント(Refreshment)”ってあるよ。紅茶やコーヒーを出しているのかしら?歩き疲れた頃にいいわね」
(A)さんの家では、門の横に置かれている空瓶を見つけました。ちょうど通りかかったおじさんが、「ミルクマンが配達している牛乳ビンだよ」と教えてくれました。「私の家でも10年くらい前まで取っていたよ。“Nobody
can't see the Milkman”(誰もミルクマンを見ることはできない)という言葉を知ってるかな?毎日家に来ているのに難しい。その理由は、彼は朝6時に来るから。早起きしないと会えないでしょう?
ビン置き場の台にしているのは古いオークのワイン樽だね。年代物だ」
(E)さんの家の庭は、パラソルとテーブルを並べて、ちょっとしたカフェになっていました。その家の娘さんと友達でしょうか、かわいらしい小学生の女の子二人がウェイトレス。
「コーヒー、紅茶、何をお飲みになりますか?ゆっくりしていって下さいね!」と元気よく注文を取っていきます。
デメットたちも一休み。小さな村ですが、一つ一つの庭をゆっくり見ていたら、あっというまに半日が過ぎました。15軒のうち、まだ見てない庭が半分以上あります。手作りの雑貨を売る家、本やカップなどフリーマーケットを開いている家、植物の苗や植木を販売している家など、気になる庭はまだまだたくさん。クラスメートは、ホストファーザーにfather's
dayのプレゼントにと、ハーブの苗木を買いたいと話しています。
「庭もとてもきれいだし、いろんな人と話が出来るし、とても楽しいイベントね。今日は誘ってくれてありがとう!」と、オープンガーデンをとても気に入ったようすのデメットでした。
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