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古い建物の残るイギリスの中でも、パブの建物は特にHistoric!100年200年は当たり前。19世紀のVictorian(ヴィクトリアン)、18世紀のGeorgian(ジョージアン)、16世紀のTudor(チューダ)、そして古くはMedieval(中世)まで遡るものもあります。それぞれのスタイルに特徴があり、一目で時代がわかるくらい。
←Tudor Style(16世紀) |

↑Geogian Style(18世紀) ↑Victorian
Style(19世紀) |
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ビームと呼ばれる天井の梁、これはパブのセラーの天井です。木材が大きくゆがんでいるのは、もともと船の建材だったものをセカンドハンドで使っているため。杭を打ち込んだ穴の跡など、船だった頃の名残もそのまま。500年の時を刻んでいます。(The
Farcon Inn, Chester)
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パブといえばFootball中継!
このパブでは、部屋のコーナーの高いところにテレビがあって、サッカーの試合中継が流れていました。でもイングランドの出てない試合なので、見てる人もまばら。みんな飲みながらなんとな〜く見てる。なんかこの感じ、テレビの巨人戦が日本の食堂で流れてる感じと似てる。
イングランドの試合の時はこんなに静かじゃないらしいです。(The Walmer
Castle, Margate)
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一方、こちらはFootball中継用の大型スクリーンが名物のパブ。ランドローダーも大のサッカー好き。
しかもこの日はイングランド対アイルランドの試合の日。すっごい人だかりにワクワクして、ツキノワ夫婦も一緒にサッカー観戦を楽しむことに。押し合いへしあいのすごい人、人、人。それでもみんなとてもジェントリー。私がトイレに行くときも笑顔ですっと道をあけてくれます。ユニフォームを着ている人もいます。
イングランドチームがゴールを決めると、みんな「イェーイ!」「ワー!」といって店中で大喜び。スロー再生でもういちど大喜び。
数は少ないけど、この日はアイルランドチームのサポーターも一緒に観戦。手にはもちろんギネスビール。途中でお互い手を上げて呼び合ったり、イングランドとアイルランドのサポーターが交じり合っておしゃべりに花を咲かせている姿がとてもよかったです。
そしておもしろいのがハーフタイム。みんなビールのお代わりを買いにバーに群がります。スタッフは大忙し。休憩は選手のためだけではなく、パブで見ている人たちにも大切なんです。
試合が終わると店にはいつもの静けさが戻ります。(White Horse, York)
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パブの入り口に“Sunday Roasts(サンデーロースト)”という看板を発見。「日曜のロースト」ってなんだろう??なんだかおいしいものに出会える予感。お店に入って確かめなきゃね!(Royal
Oak, York)
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オーダーして待つこと15分、
どっかーんとボリュームたっぷりのローストビーフがでてきた!
かたまりの牛肉を丸ごとローストしてそのまま切り出した感じの大胆さ。
付け合せにたっぷりの野菜、そしてローストポテトが山盛り。
さらにヨークシャープディングというふっくらしたシュー皮みたいなのが上にのっています。
わーい、いただきまーす♪
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ソースは、イギリスの味グレービーソース。肉汁と野菜のゆで汁を合わせて作った茶色いソースです。見た目と違って、味は結構ぼんやりした感じ。濃いものから薄いものまで、家庭や店によって色々です。お湯で溶かしてソースをつくる、インスタントのグレイビーパウダーも売っています。 |
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サンデーローストには、ビーフ、ポーク、ラム、チキン、ターキーというラインナップがあります。みんなグレービーソースをかけて食べますが、おもしろいのは合わせる薬味ソースがそれぞれ決まっていること。
・ローストビーフ=ホースラディッシュ
・ローストポーク=アップルソース
・ローストラム=ミントソース
・ローストチキン=クランベリーソース
・ローストターキー=レッドカレントソース
食べ比べてみると、たしかにそれぞれの味が一番合ってる!
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それにしてもなぜ日曜日にローストと決まっているの?
その理由は、暖炉の火と関係がありました。昔は安息日にあたる日曜日に暖炉に新しい薪を入れたのだそう。その火で肉をローストして、ごちそうを食べるのがサンデーローストという風習になったんだって。その伝統は今でも残っていて、普通の家庭でも日曜日のごちそうとしてローストを食べるそうです。そんなイギリスの食文化の一端が、パブで体験できるんだね。でも、日曜日以外でもメニューにローストはあるよ。
ちなみに日曜日に食べた残りのローストミートは、翌日コールドミートとして食卓に上り、その翌日にはパンに挟んでサンドイッチに、そして最後は細かく刻んでシチューやスープに入れるといったふうに、1週間かけて食べるんだって。
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サンデーローストに必ず添えられるヨークシャープディング。シュー皮のような生地で、真ん中がぽこんとへこんだ不思議な形です。なんでこの形?なぜローストミートに添えられるの?
その答えは…、オーブンでの調理法にありました。オーブンの上段で肉をローストし、下段でプディングを焼きます。すると、肉から出た汁が下のプディングの生地にしたたり落ち、受け皿のようにうまみを吸ってふくらむんです。器のようなヨークシャープディングの形には、イギリス伝統の知恵があったんだね。
(Castle Museum, York) |
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イギリス北部、ヨークシャー地方のパブで食べたロースト料理には、大きなヨークシャープディングがついていました!しかも焼きたてでふっかふか!器のようなビッグサイズもあるそうで、やっぱりヨークシャーというくらいだから本場なんだね!(The
Angels & Horses, Tadcaster)
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パブの店内には、誰でも遊べる道具やゲーム機が置いてあったりします。
パブゲームと呼ばれるもので、スヌーカーやダーツがトラディショナルなんだって。新しいのだとスロットやミュージックマシーンのような電子ゲーム機もありました。でも落ち着いた店にするためにそういうゲームは置かないよ、というパブもあるみたい。私たちは電子ゲーム機はやったことないから種類とかよく知らないけど、薄暗い店の中でキラキラと電飾が光っているのが印象的。
スヌーカーとはビリヤードに似たゲームで、たいてい店の奥の方に台があって、常連さん達がゲームを楽しんでいるよ。ビールを片手に順番に玉をつく姿がかっこいいよね。 |
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ロンドンのパブ、夜も更けてきた頃。ランドローダーのおじさんが店のお客に何やら紙を配りはじめました。聞いたら今夜は週に一度の「クイズナイト」の日。これから出すクイズに全部答えられれば、商品がもらえるんだって!ランドローダーが問題をマイクで読み上げ、お客達はテーブルごとに超真剣な顔で問題を解いてる。私たちにはチンプンカンプン!でもこんな真剣な空気のパブってはじめて!
問題はランドローダーの手作りなんだって。お客を楽しませるために、ランドローダーも知恵を絞っているんだね。
写真のような看板をあちこちのパブで見かけました。イギリスの人って根っからのクイズ好きなんだね!(The
Archery Tavern, London) |
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同じ建物なのに入り口が二つあったり、中にはいると小さな部屋がたくさんあったりと、パブの造りは奥が深いんです。はじめての店ではどっちに入っていいものか迷います。

このパブは、入り口のドアを開けると小さな部屋があって、その左右にそれぞれドアがあって、"Public
Bar"と"Launge Bar"と書いてありました。両方のぞいて見たけど…?店員さんに聞いたら、「食事をするなら
"Launge Bar"の方がいいわよ」といわれました。
このパブの建物は15世紀に建てられたもの。昔からこうだったんですかと尋ねると、「さぁ!? 私が来たときはこうだったよ!」だって。(The
Crown Inn, Kent)
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バースにあるこのパブは、真ん中にあるバーで二つの部屋に区切られていて、表から入るドアもそれぞれありました。でも裏ではつながっています。食事はどっちの部屋でもOKだというので、違いは?と聞いたら、禁煙ルームと喫煙ルームなんだって。喫煙の方がにぎわってました。(Crystal
Palace, Bath)
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この図面だけ昔の本に載っていたものです(上の二つはくまりんの記憶によるもの)。北部の街Yorkのパブのものです。小さな部屋4つに分かれていて、それぞれ"Bar"、"Smoke
Room"、"Coffee Room"、"Kitchen"と名前があるそう。私たちが行ったときは、地元の常連さんが手前の"Bar"に集まっていました。(Minster
Inn,York)
昔は、労働者の人たちが集まる部屋、中流階級が集まる部屋というふうに使われてたり、巡礼者をもてなすための部屋というのがあったりしたんだって。
今ではその同じ部屋がレストランルームや禁煙ルームとして使われているっていう、歴史を受け継ぎながらも時代に合わせて自由にしている感じが魅力なんだと思います! |

Historic
Pubs in and around York, Published by the York Pub Conservation
Group, 1995.より |
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バーの上に並ぶビアグラス。注文があったら手を伸ばしてすぐ取れます。
機能的なだけじゃなくて、飾りとしても豪華よね!

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いつも置いているレギュラービールの他に、毎月違う「ゲストビール」を用意しているというパブもあります。ふだんは飲めない珍しいビールとか、小さいけど良質のビールを造っているブルワリーのものとか、ランドローダーの好みやこだわりが見られるよ。
Yorkのあるパブでは、いつもの3種類の他にゲストビールを毎月用意しているんだそう。常連さんたちも「今月はどんなビールだろう?」と楽しみにしてるんだって。(Minster
Inn, York) |
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見て!このパブはゲストビールも含めて7本のビアポンプが並んでいるよ!握りが付いているのはみんなエールです。右のおじさんの前にあるのはラガービールのサーバー。(The
Blue Bell, York)
私たちが見た中では、カスクエール12本というのが一番多かった!はじめての街に行くと、その土地ならではの地ビールに出会えます。日本でいえば各地の地酒という感じに近いかな。
特にスコットランドは、いろんなエールビールを置いている店が多かったよ。全
然見たことのないビールがバーカウンターにずらりと並んでいたりして、思わず二人で大ハシャギしちゃった!(The
Guildford Arms, Edinburgh)
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エールの入ったカスク(木樽)を運んでいるところに遭遇!重た〜いカスクをどうやって運ぶのかと思ったら、地下にあるセラーに、はしごのようなもので転がして運び入れます。
写真にカーソルをのせると入り口がわかるよ。地下セラーの写真はNo.28を見てね。(Angle
& White Horse, Tadcaster)
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エールビールばかりじゃなくて、
私たちはラガービールも大好き!
もちろんイギリスでも人気で、ここ20年くらいで消費量はエールを圧倒するようになったんだって。やっぱり暑い日にはよく冷えたラガーをキューっと飲みたいよね!
“Foster's”(フォスターズ)、“kronebaurg
1664 ”、“Carling”(カーリング)、“Stella(ステラ)”などがイギリスのパブでポピュラーだったよ。 |
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