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2006年9月1日 (金) |
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ロンドンで、有名なミュージカル“LION KING”のマチネ(昼公演)を観た帰りのことでした。バスの二階席に座っていた私に、隣に座ったビジネスマンが話しかけてきました。 私はつたない英語で、それでもなんとか答えてみました。 おじさんは真剣な表情でうなずきながら、私の感想を聞いてくれました。 |
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私はこのとき、このおじさんが特別ミュージカル好きな人なのだと思ったのですが、その後もイギリスでは、ミュージカルや演劇の話になると身を乗り出して話をする人たちにたくさん出会いました。
ホストファミリーや友達はもちろん、ホテルマンやアパートの管理人さんなど…。 どんなところが素晴らしかったか、「ここが良かった」「ここがイマイチ」など、みんなハッキリした意見を持っていました。 |
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2006年9月11日(月) |
| チャイコフスキー三大バレエの一つ、“Swan
Lake”(白鳥の湖)。 この有名なバレエを、ロンドンのコヴェントガーデンにある“ロイヤルオペラハウス”で観ました。 “ロイヤルオペラハウス”でのバレエ公演なんて、チケットも高くて手に入らないだろうな〜と思っていました。バレエ観劇といえば、ドレスを着飾った社交界の人々が集まる場所っていうイメージ。こんなジーンズにTシャツのようないでたちでは入れない雰囲気だろう…と思っていたんです。 もちろん本場のバレエを生で観てみたいというのもあったけど、それ以上に5ポンドの席ってどんなんだろう…?という興味もあってさっそく行ってみることにしました。 伝統ある劇場だけど建物は近代的。ガラス張りのロビーにチケット売り場がありました。案内のおじさんに、“cheapest
tickets, please?”(一番安いチケットをください)と言ってみました。 |
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| ドキドキしながら中に入ってエスカレーターを上がると、ガラス張りの吹き抜けの広いバーのような場所に出ました。すでに他のお客さんたちがたくさん集まっていて、立ち話をしたり、ワインを飲んだりしています。開演前の時間を、食事をしたりお酒を飲んだりしてゆっくり過ごしているようです。 男性はスーツの人が多く、女性は普段着よりちょっと飾った感じ。たまにドレス姿の人もいましたが、Tシャツの人もいます。みんなの表情を見ると、今日のこのひとときを楽しんでいる感じで、気取った風はありません。 ロンドンのどこかの美術館で見た、ドガの絵にこんな風景があったことを思い出しました。 |
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チケットの値段に幅があることで、いろいろな人たちが同じ舞台を見ることができる。一律に高いお金を出さなくても、一流の舞台を観ることができる。みんなが同じ舞台を楽しみ、同じものについて話すことができる。劇場を愛するイギリスの人たちが作り上げたその雰囲気の良さに、私たちは惹かれたのだと思います。 |

| ロイヤルオペラハウスのSeating
Planの表です。ホームページでは、それぞれの席からのステージの眺めが画像で用意されていて、実際に確かめることができます。 http://info.royaloperahouse.org/seatingplan/Index.cfm |
| トビラの写真はロイヤルオペラハウス、5階の席から見おろした客席です。1階は"Stall Circle"、2階は"Grand Tier"、3階は"Balcony"、4階は"Amphiteatre"、5階は"Auditorium"と呼ばれています。 |
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2006年9月25日(月) |
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その日はロンドン市民の台所“Borough Market”に寄って、ぶらぶらと帰るところでした。夕食の材料にと買ったマグロの切り身とホタテを袋に提げながら、テムズ川沿いに帰り道を探していると、地図の中に「シェークスピア・グローブ・シアター」という文字を見つけました。 |
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![]() 石造りのように見えるステージもすべて木造 |
劇場の中に入ると…、天井にぽっかり空が浮かんでる!そう、屋根のない、オープンエアー劇場だったんです。 舞台の周りを囲むように作られた客席は、三階建てで茅葺きの屋根。 客席の造りもステージの造りも、当時のまま復元しているのだそうで、すべて木造。細かい細工のされた柱には、大理石のような模様が描かれています。そして舞台の上にはバルコニーがあり、劇中音楽を演奏する楽団が並んでいます。 さて、私たちの席は…と見渡すと、イスがあるのは、まわりの3階建ての部分だけ。中央には広場のようなスペースがあって、イスも何もありません。そして、すでにたくさんの人たちが立ってステージの方を見ています。ステージの前にも人はぎっしり。みんな好きな場所で観ていいのです。私たちは舞台の右手、ステージに触れる一番前に陣取りました。 広場には屋根がないので、太陽の光がさんさんと降り注ぎます。市場で買ったマグロの切り身がちょっと心配でしたが、一番舞台を近くで見ることができる特等席に、そんなことも忘れてしまいました。 |
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![]() 劇場平面図(Grove Theatre パンフレットより) |
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ステージに頬杖をついて、自分のすぐ近くまで出てくる役者たちを見上げる観客達。 |
観客の人たちは舞台に頬杖をついて観ています |
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