「子どもを廊下に立たせる,押入れに入れる」
そんな「お仕置き」は,“体罰”に含まれてしまうものかもしれません。
ただ,それが誰のために,何のために行なわれるものなのか
それだけで,子どもが「体験」から得るものは大きく変わってきます。
英語で,Time-out (または Time-away) という言葉があります。
保育園で,遊んでいる間に一人の男の子(4歳)が他の子どもを叩いてしまい,その時に先生はその男の子に,ソファーに座っているように言いました。
それが,誰のために,何のために行われたものなのか
Time-awayは,どんな意図で用いられるべき手法なのか
それを考えるきっかけとなったJournalです。
*青字は先生からのコメント(&翻訳)
Jan. 30, 2006 (8:30 - 12:00)
I saw “time-out” during free play. A boy, 4 years 4 months, hit another child, and a teacher got him to sit on a couch; he was screaming for a while. A teacher said to me, “It’s kind of time-out. If you say something to him, maybe he screams more, so it’s better to let him alone so that he can calm down by himself. We don’t do this (time-away) so much, but hitting is very bad.” Actually hitting is a typical anti-social/immature behaviour that preschool aged children resort to in order to meet a need or express themselves (実際,叩くことは,自分の気持ちや欲求を表現するために行使する,幼児期に見られる典型的な反社会的な/未熟な行動と見ることができます) . I have thought when and how teachers can use this method since I knew the word, “time-out.” I felt it was very difficult to use properly, and that teachers cannot use constructively it if/unless they have a trustful relationship with the child. Excellent point Makoto. Another name for time-out is time-away. Time-away should fill a need for the child rather than be used as a punishment. Children can become overstimulated and need some quiet time—just like adults do! (Time-outはTime-awayとも言います。Time-awayは,罰としてではなく,子どものニーズを完全に満たすものとして用いなければなりません。子ども達は,周りから多くの刺激を与えられ過ぎて気持ちが昂ぶり過ぎてしまった時には,静かで平穏な時間を必要とするのです。大人もそうであるのと同じです。)
大人の都合で,“子どもに,自分がやったことの重みをわからせる”ために,一方的に罰を与えても,本当の意味で,その子どもの思いを汲み取り,子どもが必要としている部分に答えたことにはならない。
叩くという行動に対する罰ではなく,叩くという行動をしなければならないくらい興奮し昂ぶってしまった気持ちを静め,落ち着くために与える,本人のための静かな時間と空間
自分でその行動の意味を理解するにしても,
大人(周囲)がその行動の意味を伝えるにしても
それは,気持ちが静まり,落ち着いて自分のやったことを振り返り,
周りの話を聞く体勢ができてからのこと
そしてそれは,大人でも同じこと
子どもを「しつける対象」として,“上から一方的に力を加える”のではなくて
同じ一人の人として尊重し,その人の立場に立って,何がよいかを考える
その結果であれば,どんな体験であれ,ひとつひとつが子ども自身の力になっていく
そんな,大人として,保育士として,人としてあるべき姿勢を
この日のJournalで学びました。
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