郵便局とコンビニエンスストア

2009年4月15日

【English version→】

フンザ地域への郵便物は、グルミットの郵便局に集まります。パスー村への郵便物も、ここグルミットの郵便局止まりになっています。グルミットの郵便局は、私たちが通ったときは閉まっていましたが、赤いポストが郵便局であることを知らせていました(写真②)。

郵便局の隣に店舗がありました。その外観は写真②。いちばん右に「PHOTO」の店、受話器の絵も掲げられています(写真④)。その手前は[KARAKORUM」という名前の店で、飲み物を売っていました(写真③)。

私たちが入った店[GOJAL TRADERS」(写真⑤)は、衣料品・学校の教科書・化粧品・ビデオカセット・音楽CDなど様々な品物が所狭しと並んでいました。

写真⑥は、衣料品とクリケットのラケット、リュック、それに学校の教科書やノートです。文房具などや英語の辞書もありました(写真⑦)。英語の辞書や教科書などは使用したものも並んでいました。

壁面のかなりの部分に音楽のCDやカセットがずらりと並べられていました(写真⑧、⑨)。ガイドの人たちも音楽のCDをいろいろ手にとって見ていました。

カセットやCDに交じって、ガラス扉の中には、化粧品や指輪も並んでいました(写真⑩)。

まるでコンビニエンスストアです。

(写真・山本質素/文・中島とみ子)

Posted in: あっちこっちパキスタン, グルミット — tomika @ 21:00:38

母子保健センター

2009年4月12日

グルミットには診療所と母子保健センターがあり、医療に関してもフンザ地域の中心的機能をになっています。パスー村の介「Dr.アルビー」のところでお話ししましたが、カラコルムハイウェーが通る以前、「パスー村で病人が出たとき、村の人たち10人位が、交代でその病人を背負って医者のいる村まで1晩かかって運んだ」のは、グルミットの診療所でした。そして、それまで、村のトラディショナルバースアテンダント「Traditional birth attendants (TBAs)」による自宅での出産が一般的でしたが、1992年に母子保健センターができてから、フンザ地区の女性たちの多くがここで出産しているようです。

母子保健センターの門を入ると花に囲まれた建物がありました(写真①)。奥へ進むと休息できるような緑の庭が広がっていました(写真②)。

 診察室では、若い女性が迎えてくれました。彼女が母子保健センターの医師です(写真③)。机の上には血圧計が置かれ、部屋のボードには、フンザ地区の健康に関する情報がグラフになっていました。
センターで対応できない場合のことを尋ねると、「ここで治療できないものは、そばの診療所で行います」と、窓の外に見える診療所を指差しました。診療所は、九州大学医学部熱帯医学研究会の2000年度パキスタン班の報告によると、1964年からあったということですが、生活習慣上、男性のドクターは分娩に関わることは難しいため、多くの女性が自宅分娩をしていたようです。

 診察室の一隅に、ドアで仕切られた医薬室がありました(写真④、⑤)。

分娩室にも連れて行ってくれました。分娩室は、中央に数段高くなったベットが設置されていて、そのほかに2台のベット、そして、分娩時に使用する器具が置かれていました。

分娩室の向かい側に廊下をはさんで、出産後の母と子が暮らす部屋がありました。キッチンもついていて、出産後1月位この部屋で過ごしてから、その後自分の家に帰る人が多いようです。

センターの中は、パンフレットなどがきれいに並べられたり貼られたりしていました。
村の人たちに健康などについて説明するナースの姿を描いたものや、バランスの良い食事について、また毎日の生活に関する注意などに関するきれいな絵など(写真⑨)、また、優しい表情で子供を抱いているお母さんの絵などがありました(写真⑩)。

「子供は何人くらいほしいですか?」と彼女に聞くと、「3人」という答えでした。「あなたには何人の兄弟(姉妹)がいますか?」と続けて質問してみると、「7人」でした。日本でも、12人産むと表彰されたという時代もありましたが、現在では、子どもは1人か2人くらいになっています。パキスタンでも、これから少子化が進むのでしょう。

(写真・yosico/文・中島とみ子)

Posted in: あっちこっちパキスタン, グルミット — tomika @ 14:00:34

女性自立支援プロジェクト

2009年4月9日

【English version→】

グルミットには、カーペットセンターの他にも女性の自立支援のための「HANDICRAFT & TAILORING HOUSE」があります。日本語にすれば’手芸品とお仕立ての家’となるのでしょう。

私たちが行った時入口の扉は閉まっていましたが、しばらくして、小さな男の子を連れた2人の女性が鍵をあけて中へ案内してくれました。

ハウスの中は、作業するための大きなテーブルが置かれ、ミシンも数台ありました(写真⑤)。[ROKET」と書かれたこのミシンは手動式で、手で回すための握り棒が付いていました(写真⑥)。

まわりの壁にはシャルワーズカミーズがかけられ(写真⑦)、スキーズやいろいろ刺繍がほどこされている小物もありました(写真⑧)。これらの品物は、このグルミット地域の女性たちが作ったものなのでしょう。 

壁にかかっているシャルワーズカミーズを1着購入しました。すると、彼女は私をちらっと見て、「ちょっとまっててください」とミシンに向かいました。そして、右手でミシンを回して、購入したシャルワーズカミーズのズボンのゴムを縫い付けてくれました(写真⑧)。

「HANDICRAFT & TAILORING HOUSE」も「じゅうたん工房」も、女性自立支援として運営されています。最近のパキスタンにおける経済状態の悪化が、彼女たちの自立精神に影を落とさないことを心から願います。

 (写真・山本質素/文・中島とみ子)

Posted in: あっちこっちパキスタン, グルミット — tomika @ 8:53:14
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