パキスタンの結婚

2008年8月24日

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パキスタン・フンザの調査旅行中、ほとんどずっと一緒についていてくれたファイサルさん。彼は、数年前に結婚し、現在、奥さんはイスラマバードで働いています。
写真は、ファイサルの結婚式の写真です。

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ファイサルは、パキスタンの結婚について、次のように話してくれました。

パキスタンでは、結婚するのに、お見合い結婚と恋愛結婚とがあります。
お見合い結婚は両親が相手を決めます。まず最初に婚約をします。婚約をする前に、お互いが一度もあわないこともあります。お見合い結婚は、相手を見なくても、両親が決めた人は良い人だろうと思って結婚することことが、良いからです。

お見合い結婚はうまくいくときも、うまくいかないときもあります。うまくいったときは、本人も両親も幸せになるでしょう。うまくいかなければ自分の人生は両親のために犠牲にすることになります。うまくいかなかったら離婚することができると思うでしょう。でも、イスラマ教では、男性として自分の相手を捨てることは恥ずかしいことです。

だからパキスタンで離婚する人の比率は少ないです。皆様が不思議に思うかもしれませんが、それで、ほとんどのカップルはお互いを好きになります。パキスタンのお見合い結婚は、宝くじみたいなものですが、たいていの人はそれで幸せになります。

パキスタンでは、恋愛結婚もあります。でもそれは、アメリカや日本や中国とは違っています。恋愛結婚は、パキスタンでは難しいです。

例えば女性は、男性を愛しても、自分の気持ちを誰にも言えないのです。逆に男性は、女性を愛した時、自分の気持ちを友達や両親や兄弟に言うことがでます、その時男性の親は、女性の家へ行って、結婚の話をします。女性の親は、そのことについて知りませんから、急に来た知らないお客を見てびっくりします。ここで、女性の親が承諾したら結婚となります。もし、拒否されたら結婚とはなりません。でも、全く知らない人が来た場合は、「いいえ」の方が多いのです。だから、パキスタンでは恋愛結婚はほとんどありません。

もし、恋愛結婚できたとしても、家族と気持ちが合わないこともあります。そういう相手では、男性も大変になって愛情も無くなることがあります。花嫁も毎日喧嘩をして、花婿に「別居をしましょう」といいます。別居は、パキスタンではほとんどないことですから、男性は両親を捨てられません。だからパキスタンでは、恋愛結婚より、お見合い結婚が多いのです。(ファイサル談)

ファイサルの話は、少し前の、日本の結婚について思い起こさせました。日本では、仲人(なこうど)を立てて、それぞれ相手の意思を確認していましたが、パキスタンでは、男性の親が直接女性の家を訪れて結婚の話をすることに驚きました。結婚ということが、結婚をする当人たちの問題以上に、親たちの問題であると捉える国や地域が、多く存在していることを再認識しました。

(写真・山本質素/文・中島とみ子)

 

1 件のコメント »

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    ピンバック by Atch Kotch Pakistan » Marriage of Pakistan — 2010年1月6日 @ 16:26:04

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