小麦洗い

2008年11月28日

【English version→】

パスー氷河からの水はパスー川となり、カラコルムハイウェーの横にもあふれ出て流れています。ある日、カラコルムハイウェーの横の流れで、小麦を洗っている家族に出会いました。高校生くらいの女性が小麦の入ったネコ(?)を持ち、子どもたちが、青や黄色のプラスチック製の容器で、せっせと水を汲み入れていました。

小麦洗いの手順は、まず、袋から小麦をネコに分け入れると、子どもたちが一斉に水を汲み入れます。小麦の殻が浮いた上ずみだけを静かに捨て、また、水を入れます。浮いている小麦の殻がなくなると、今度は水の入ったネコを横に何度も振り、小麦を洗います。写真は、少女が青い容器に汲んだ水を流し込み(①)、浮いてきたごみなどを丁寧に取り除いているところ(②)。何回かその動作を繰り返した後、ネコの先に回り込んだ少女は(④)、ネコから水と一緒に流れ出る小麦を、木枠に網のついたフルイで受け止めていました(⑤)。

 ④ 

一番小さな男の子は、そばで水遊びをしていましたが、少し大きな女の子たちは楽しそうに手伝っていました。若い主婦らしい女性が、洗い終えた小麦を袋に入れます。

洗い終わった小麦の入った袋を肩にかけたり、手に持ったりして、カラコルムハイウェーを横切り村の中へ運びます。

洗い終えた小麦は、村の一隅のリーズで囲まれた場所に運ばれ、広げて干されます。その囲いの上で、先ほど小麦洗いをしていた少女たちも遊んでいました。 

 

パスー村でも、換金作物としてのジャガイモ栽培が増えていますが、ずっと栽培し続けてきた主食である小麦の収穫の作業には、人々の喜びがあふれているように感じました。 

(写真・文 山本質素)

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    ピンバック by Atch Kotch Pakistan » washing wheat — 2010年2月7日 @ 13:40:34

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