ブット氏暗殺に寄せて
2007年12月28日
昨晩、枕もとのラジオで、パキスタンの元首相ブット氏が暗殺されたことを知りました。
ラワルピンディーで選挙演説中に銃で撃たれ、さらに、銃撃した人が身につけていた爆弾を爆発させたとのことです。ブット氏は、今年10月に8年ぶりに帰国したばかりでしたのに・・・。
NIKKEI NETニュースでは、「ブット元首相暗殺――パキスタン、民主化に混乱も」の見出しで、「ブット元首相を狙った自爆テロ現場で、嘆き悲しむ支持者=27日、パキスタン・ラワルピンディ〔AP〕」のキャプションがつけられた写真を掲載していました。
その写真からは、悲しみという言葉では表現しきれないほどの大きな憎しみが感じられるのです。憎しみで引きちぎられそうな男性の姿に、私は衝撃を受けました。
>NIKKEI NET(日経ネット):写真ニュース
第2次世界大戦に参加した日本の人が、「隣で仲間が殺されると、怖いとかそんなもんじゃない。悔しくて悔しくて、ちくしょう!ヤッテヤル!と思った」と話してくれたことを思い出しました。
国際情勢は経済をはじめとするさまざまな要因によって動いていきますが、国民個人は、憎しみによって国際情勢に巻き込まれていくのかもしれません・・・・・・・・。
パキスタンの人たちの笑顔を願わずにはいられません。
(文・中島とみ子)



ブット氏の暗殺は、パキスタン民主化の過程の困難さを見せつけました。
憎しみや怒りからは争いしか生まれない、と、あたりまえのことしか言えませんが、パキスタン国民のためにも、1月の選挙が平穏に行われることを望みます。
コメント by 質素 — 2007年12月28日 @ 16:53:36