チャイとグリーンティ
2008年10月10日
【English version→ 】
パスー村のゲストハウスや訪れた家庭では必ず、「チャイ?グリーンティどちらがいいですか?」と聞かれました。「チャイ」と答えると、紅茶にミルクとお砂糖がたっぷり入った飲み物、「グリーンティ」と答えると、日本の煎茶に近い飲み物でもてなしてくれました。
この「チャイ?グリーンティどちらがいいですか?」は、まるで挨拶のように、パキスタンに入ってから、レストランでも、ラカポシビューポイントのような休憩地でも、あちらこちらで聞かれました。
写真①は、ラカポシビューポイントで飲んだチャイです。テーブルには、砂糖のほかにコショウが置いてありました。チャイにコショウを入れて飲むのも、パキスタン流?なのだそうです。パスー村では、コショウは添えられていませんでした。
写真②は、ファイサル家で出されたグリーンティです。
日本では写真①はミルクティ、そして、写真②がお茶です。そんな日本人の私にとって、ミルクティをチャイと呼び、お茶をグリーンティと呼ぶのがとても不思議に思えました。
そこで、’チャイ’と’ティ’とはどこが違うのか調べてみました。
どうやら、「茶」を意味する言葉としては、広東語の「cha」と福建語の「tay」がその語源になっていて、その2つは、お茶が伝わってきた経路(陸路か海路)の違いによって使い分けられているようです。
一般的には、
広東から主に陸路によって伝わったとされる「cha」を語源とする国は、インド-「cha」、トルコ-「chav」、アラビア-「chai」、ペルシア-「cha」、ロシア-「chai」、チベット-「ja」など。
また、福建から海路によって伝わったとされる「tay」を語源とする国は、インドネシア-「te」、スリランカ-「thea」、フランス-「the」、ハンガリー-「te」、オランダ-「thee」、フィンランド-「tee」、イギリス-「tea」、アメリカ-「tea」、北欧-「te」など、といわれています。
ちなみに、今年の夏に訪れたモンゴル・ウブス県では、紅茶にミルクを入れた飲み物を”サーティチャ”と呼び、塩を入れて飲んでいました。
世界のあちらこちらで、チャ・ティは、人々の生活に潤いを与えてくれていました。呼び方を少しだけ変えながら・・・。
(写真・山本質素/文・中島とみ子)



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ピンバック by Atch Kotch Pakistan » ‘Cha’ and ‘Tay’ — 2010年1月22日 @ 12:54:22