Lady Health Visitors/ Dr.アルビー
2008年7月6日
【English version→Lady Health Visitors】
【English version→Dr.Alvey】
パスー村にはナースの役割を担っている女性(ヘルスビジター)が2人います。1人はゲストハウスで出会ったビビドゥラットさん(写真左)で、彼女は、以前この村で病人が出たとき、村の人たち10人位が、交代でその病人を背負って医者のいる村まで1晩かかって運んだ時のことなどを話してくれました。彼女の毅然とした態度から、ヘルスビジターであることへの誇りが感じられました。
ヘルスヴィジターは、正式には「Lady health visitors (LHVs)」(女性保健訪問員)と置づけられています。パスー村が属するグルミットヘルスセンター担当地区内のLady health visitors数は、2006年時点で20名います。「Lady health visitors (LHVs)」になるための研修が行われ、各村々で2名づつ認定されているようです。
もう1人は、ラヒーンさんのお母さん(写真右)でトラディショナルナースといわれていました。トラディショナルナースとは、「Traditional birth attendants (TBAs)」産婆のことで、グルミットヘルスセンター担当地区(2006年)には15名。パスー村には1名で、Lady health visitorsも兼任しているそうです。
パスー村にお医者さんはいませんが、私たちは、たまたまゲストハウスの庭で健康診断をしているDr. アルビーに会うことができました。彼は軍医で、時々両親のいるこの村を訪ねては、村の人たちの検診を無料でおこなっているということでした。
同行したyosicoさんはナースの経験をもっています。彼女の「パスー村の人たちの健康で一番心配なことは?」の質問に、アルビーさんは「肺病」と答えました。「私がこうして来られるうちはいいのだけれど・・・」と、彼はパスー村の医療についての不安を話してくれました。
パスー村の北入り口付近にメディカルセンターと呼ばれる建物がありました。建物の前の看板には「CIVIL DISPENSARY PASSU」と書かれてあり、訳すとパスー村の 医務室(診療所)となるのでしょうか。この施設は、パキスタン政府によって設置されたもので、基本的な薬剤が整備されているそうです。私たちは、パスー滞在中に何度もここを訪れましたがいつも閉まっていました。
乾燥地帯のパスー村。畑の土も川原の砂も、岩山が崩れ砕けた白く細かい粒です。それらの細かい粒が人びとの健康に影響を与えてきたようです。そして、カラコルムハイウェーの開通によって、人びとの食生活が変化し、高血圧等の病気も増えてきているようです。
長寿の村といわれてきたフンザの村々、パスー村の老人たち。その穏やかな表情は、たくさんの人々に支えられていたのでした。
(写真・山本質素/文・中島とみ子)



yosicoさんから情報提供していただきました。
*パスー村の医務室?CIVIL DISPENSARY PASSU
医務室(診療所):政府設置 基本的薬剤を整備している
*Lady health visitors (LHVs) 女性保健訪問員
グルミットヘルスセンター担当地区(2006年)20名(パスー村2名)
*Traditional birth attendants (TBAs) 産婆
グルミットヘルスセンター担当地区(2006年)15名 (パスー村1名)
*The Aga Khan Hospital for Women, Karimabad (Karimabad約50km)
1979年に設立された、母子保健医療施設、女性のためのアガハーン病院(旧アガハーン産院)
yosicoさんありがとうございました。
コメント by tomika — 2008年7月10日 @ 8:03:43
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ピンバック by Atch Kotch Pakistan » Dr . Alvey — 2009年12月6日 @ 20:00:37
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ピンバック by Atch Kotch Pakistan » Lady Health Visitors — 2009年12月8日 @ 17:13:48