吊り橋と女性
2008年7月26日
フンザ川は、一見穏やかに見えますが、川幅が広く、流れが急なために橋を架けることが難しいということです。女性たちが対岸にある草刈場へ行くには、フンザ川に架けた吊り橋を渡らなければなりません。吊り橋は、ヤシュバンダン付近とフセイニ付近に架かっています。写真の吊り橋は、後者の吊り橋です。吊り橋の先から、左上に折れ線のように登っていく道が、草刈場に通じる道です。
写真手前(右側)の吊り橋が、あっちこっち踏み板がはずれ使えなくなったために、数年前に新しく左の吊り橋をかけたそうです。
吊り橋は、幅15センチくらい、長さ1メートル余りの板が20センチくらいの間隔で渡してあります。長い吊り橋の中央あたりは、かなりゆれました。対岸に近づくと、吊り橋のそばに女性が2人草を背負って座っているのが見えました(上写真右)。草刈を終えて下りてきた彼女たちは、私たちが渡りきるのをまっていたのです。
私たちが渡り終わると、背中いっぱいに草を背負った2人の女性は、片手で鉄のロープをつかみながら、サッサッと軽い足取りで渡っていきました。
私たちは、吊り橋を渡っただけで引き返しましたが、草刈場まではここから1時間近くかかります。 見事な景観を作り出しているフンザ川と両岸の山々も、夏の間毎日のように草刈に出かける彼女たちにとっては、生活空間の1つに過ぎないのです。
(写真/文・山本質素)



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ピンバック by Atch Kotch Pakistan » Suspension Bridge and woman — 2009年12月18日 @ 19:01:52